お金持ちという抽象的な概念を真面目に考察して掘り下げる対談
そもそもお金持ちってどういう人?
お金持ちになりたい!
お金持ちってすごい!
と一度は誰もが聞いたことがあると思います。
憧れたり目指している人も多いと思います。
しかし、「お金持ち」ってどんな人なの?
と考えるとびっくりするくらい抽象的な理解しか
していないことに気がつきます。
なので今日は 、我々がいうお金持ちとは?を
細分化しながら明確にしていこうと思います。
目指す場所が明確でないと
達成できないし、どう成っていけばいいかも
わからないと思います。
また、お金持ちを嫌う人も日本には
多いのですが、明確じゃなく抽象的な理解しかしていないから
分からなくて、なんとなく嫌ってるという人も多いと思います。
なので、誰しもにお金持ちとは?を正しく理解して欲しいと
思い今日の記事を書きます。
難しいテーマなので分かりやすくするためにも
対談形式で書いていきます。
お金持ちってどんなイメージ?
B男(以下B)「お金持ちになりたいって言うけど、A子ちゃんがイメージしているお金持ちってどんな人なの?」
A子(以下A)「えー…やっぱり年収が高くて、最新のブランド物とか身につけていて、毎日高くておいしい外食していて、高い車乗っているひとかなあ」
B「いきなり浅い。浅すぎるよ。それだけ!?」
A「えっ、だってそれってお金持ちなんじゃないんですか?」
B「まあそうなんだけど…年収が高くても、実は多額の借金してるかもしれないよね?
もしくはその年収を、ほとんど車とかブランド物とかの消費に回してて、年収が高くても貯蓄や資産はゼロかもしれないし」
A「あっ、そっか。」
B「それと、僕がさっきそれだけ?って言ったのは、
年収が高いひとだけがお金持ちってわけじゃないんだ。
例えば…一族代々の土地を受け継いでるひと。土地は資産だから、こういうひとは莫大な資産を抱えてるお金持ちだよね。本人の年収は少ないかもしれないけど」
A「年収はあるけど資産はない、資産はあるけど年収はない、どっちもお金持ちなんだね」
B「まあ厳密に言うと多少違いはあるんだけど、それは後で追って説明するよ。一気に説明するとパンクしそうだし」
A「バカにしてる?」
B「バカにはしてないけど、バカにもわかるように説明したほうがさくさく進みそうなのでそうさせてもらいます」
A「…」
B「で、さっきの年収と資産の話なんだけど、お金持ちと思えるひとに会ったときに考えて見てほしいんだ。このひとは年収が高いひとなのか、資産を持っているひとなのか。このあたりに注意を払って接してみると、色々見えてくるはずだよ」
A「色々って?」
B「A子ちゃんはお金持ちになりたいんでしょう?いま紹介したどっちのタイプのお金持ちになりたいのかで全然これからのアプローチが違ってくるんだよ。」
……年収をアップさせて派手な生活したいのか、地味でいいからしっかり資産を作りたいのか。
あなたはどちらのお金持ちになりたいですか?
この違いをまずは理解して、自分のイメージにより近いのはどちらか考えてみてください。
お金持ちはいつも怯えている
A「えー、うそだー」
B「いきなり話の腰折らないでくれない?」
A「だってお金持ってて何も怖がることなんてないじゃん」
B「A子ちゃんは大金持ったことないからわからないかもしれないけど、たくさんのお金や資産を手に入れると、それをいつか全部失っちゃうんじゃないか…って怖くてしょうがなくなるものだよ。だから僕は会社を立ち上げた」
A「えっ」
B「ある程度の財産を築けたら、病気とかになっても安心して生きてける気がしたから」
A「じゃあいいじゃん。いまは無事お金持ちなんでしょ」
B「でもそしたら今度は、今軌道に乗ってる事業がダメになったらどうなるんだろ〜って怖くなってくるんだよね〜」
A「次の悩みが出てきちゃうんだ」
B「でもこれはお金持ちに限ったことじゃなくて、人間はみんなそうだよね。ただお金持ちは失いたくないものが普通に働いてるひとに比べて多いから、より恐怖を感じるのかもね」
A「なんかお金持ちになるの怖くなってきた…」
B「悪いことばっかりじゃないけどねー。お金持ちって自分の欲しいものはだいたい持ってるから、
この恐怖心が唯一のバイタリティになってるってひとは結構多いよ。
実際僕も、自分にはまだ散財できるだけの能力があるのか確かめたくて、派手にお金使ったりすることあるし。」
A「もったいないような気もするけど、そうでもしないと恐怖心とうまくつきあえないってことかー」
B「お金持ちのひとと付き合う場合には、そういう心理をよくわかっておいてあげるといいかもね」
「お金持ち」の具体的なライン
A「資産か年収、どちらかが高ければお金持ちなことはわかったけど、実際の数字がわからないとピンとこないよ」
B「お金持ちにもレベルがあるけど、お金のビジネスの世界では、純粋な資産が1億円あるのがお金持ちの基準って言われてるね」
……ここで言う純粋な資産とは、資産から負債を引いた額のこと。
例えば、1億円のマンションを持っていても、ローンで購入した場合にはここで言う純金融資産にはなりません。
ローンで買った不動産など以外に、1億円持っているかどうかが境目になります。
A「1億円って大金だもん、そりゃそうだよ!」
B「ポンと1億円当たったりしたらそう思うよね。
でも、他に仕事をせずに1億円を資産として運用するだけで生活するとしたら、割とギリギリなんだよ」
……1億円の金融資産を運用すれば、年間約3.5%の利益は確保できると言われています。
1億円だと350万円です。
年収350万円なら、働かなくても何とかやっていけますよね。
しかしその生活はいわゆるお金持ちのそれではありません。
では、余裕のあるお金持ちの生活をするにはどれぐらいあればいいのか?
おおよその基準ですが、年収が1000万円あればあまり細かいことを気にせず暮らしていけると思います。
先ほどの3.5%の利益で考えれば、3億円の資産を運用しているということです。
実際に資産が3億円以下だと、生活は中間層とそこまで大きくは変わりません。
さらに、努力して資産3億円まで辿り着いてから
いきなりそれまでの仕事を辞める人は珍しいと思うので、3億円の純金融資産があれば年収に+1000万円が入ることになります。
年収に加えて1000万円。生活はそれまでとだいぶ変わってくるでしょう。