短命なお金持ちVS長生きのお金持ち|お金持ちの正体
長生きのお金持ちと短命なお金持ち!?
お金持ちを細分化していきます。
昨日の記事の続きで対談形式で
書いていきますので、前回の記事を読んでない方は
こちらからどうぞ!
年収1000万円あればどうなのか
A「そしたら私、年収1000万円あれば充分かも…
実際今の年収って250万円ぐらいだし、4倍の1000万円あればだいぶ楽になるでしょ?」
B「まあ資産3億円!よりはイメージしやすい額ではあるよね。でも年収1000万円ってそんなにお金持ちではないよ」
A「そうなの!?」
B「年収500〜1500万円のうちは、そんなに大きく生活は変わらないんだよ。
もちろんちょっといい車に乗ったり美味しいもの食べたりはできるけど…
そういう生活をすることで満足するなら、年収500万円でもできることにはできるから」
A「できるにはできるけど、イメージしてるお金持ちの生活とはちょっと違うってことか〜」
……資産ではなく年収を上げるとしたら、3000万円が境目と言われています。
年収がそれ以上あれば、車もグルメも、
趣味の域を脱して仕事にできたりします。
「生活が変わる」とは贅沢をできるだけではなく、
そういうことでもあるのです。
また、年収が3000万円を超えると、
消費をしながらでもそれなりに貯めることができるようになります。
いざ収入が減ったり断たれたりしても、いきなり破綻したりはしないのです。
つまり、資産なら3億円
年収なら3000万円がお金持ちのラインと考えていいでしょう。
どんな資産があればお金持ち?
A「具体的な数字を聞くと余計難しそうな気がしてきた。周りにもそんなに持ってる人っていないし」
B「日本は資産が不動産に偏ってるから、生活は庶民的なのに額面上の資産だけは結構あるって人はいるよ。親の土地を引き継いだりしてる人とかに多いね」
A「資産があればお金持ちじゃないの?」
B「土地は流動性が高くないから、運用もしにくいんだよ。結果的に資産額は押し上がりやすいんだけど金融資産みたいに儲けたりはできない」
……金融資産は土地よりも運用が自由です。
お金からお金を稼ぐことになるので、手元のお金は増えていきます。
資産が自宅などの土地だけだと、土地の資産額は高くてもなかなかお金は増えないのです。
しかし、金融資産は自由度が高いぶんとリスクも高くなります。
使い切ることができてしまうので、事業がダメになったりすると一気に資産を失ってしまうことも…
お金持ち人生の寿命
A「金融資産を運用してもずっとお金持ちでいられるわけじゃないんだ…」
B「まあこれをやれば絶対ずっと稼げるよって方法はもちろんないんだけど、毎年出入りするお金でお金を稼ぐ人は寿命が短いお金持ちの傾向はあるよ。」
……毎年出入りするお金でお金を稼ぐ人は、物やサービスを売って利益を出して、その利益をどんどん大きくします。
これは経済学用語で「フロー」と呼ばれる方法です。
当たると手っ取り早くお金を稼げますが、商品が売れなくなったら収入は減ってしまいます。
減った収入で増えた支出をカバーできなければ破産、というわけです。
芸能人のような、自分自身を商品にする商売がわかりやすい例でしょう。
流行の移り変わりが激しく、利益を資産に変換できないので収入の維持が困難なのです。
また、この方法は売り出すものをシビアに見極めなければいけません。
確実に売れるものは既に他の誰かも売っていますし、
競争が激しいので利益も少なくなります。
対して、まだ注目されていないものはヒットすれば利益を独占できます。
急にお金持ちになる人はここに鼻が効き、うまく売り出せた人が多いです。
しかし、この場合は市場の規模が小さく、商品が売れ続ける保証もないのでやはり稼ぎ続けるのは難しくなります。
A「そんなこと言ったら全部寿命が短くてどうしようもないじゃん!」
B「逆のことをすればいいんだよ。寿命が長いお金持ちは、貯まったお金を増やすんだ」
貯まったお金を増やす、とは貯金額を増やすということではありません。
不動産を運用したり、会社を経営しているなら上場させたりして、得た利益で持っている資産の額を上げて徐々に規模を大きくしていくのです。
こうして増やした資産が急になくなるケースは珍しいので、すぐに破産したりはしない=必然的に息の長い商売ができます。